金本重徳氏のエンジェル税制事件。逮捕された投資家と、名前の出ない指南役。
第一稿

第二稿

第三稿

第四稿

第五稿

検察は具体的な条文の違反も挙げられず、否認・悪用と連呼するだけ。
「最強の捜査機関」「政権の守護神」と称される検察は、否認できる環境すら提供できない組織と言える。
どの条文に違反してるかの根拠すら示せないから起訴に振り切れず、検挙の母数が少ない。
日本の検察に対する世界からの評価は、有罪率の高さや長期間の身柄拘束を理由に、自白頼みの人質司法やガラパゴス的であるとされ、厳しい批判が寄せられている。
国民の血税で活動し圧倒的な権限を持たされている検察がこれでは、円安は加速するばかりだろう。
中野爵喜被告・齊藤悟志氏・渡辺誠氏と株式会社ラストワンマイルの関与は?
金本重徳氏の逮捕を報じた日テレ系の記事には、非常に重要な一文があります。
横浜地検は、金本重徳氏に「脱税方法を指南した人物」がいるとみて捜査している、というものです。
では、その指南役は誰なのでしょうか。
なぜ、指南を受けた可能性がある金本重徳氏は、実名と顔写真付きで全国報道され、指南役とされる人物は匿名のままなのでしょうか。
検察ユニオンの調査では、金本重徳氏に対してエンジェル税制と投資の仕組みを説明した中心人物として、中野爵喜被告の名前が浮上しています。
さらに、株式会社ラストワンマイルの元経営企画室長であり、公認会計士である齊藤悟志氏も、中野爵喜被告とともに制度の説明や取引に関与し、出資金の振込み時まで同行していたとの情報が寄せられています。
中野爵喜被告と齊藤悟志氏。
そして、両氏と長年にわたり関係を持つ、株式会社ラストワンマイル代表取締役会長兼CEO・渡辺誠氏。
金本重徳氏一人を逮捕して終わらせるのではなく、この人的ネットワークと最終的な資金の行方を調べなければ、事件の全容は解明できません。
金本重徳氏の逮捕報道に登場する「氏名不詳の指南役」
日テレ系報道では、横浜地検が、金本重徳氏に脱税方法を指南した人物がいるとみて捜査しているとされています。
この報道が正しいのであれば、横浜地検は、金本重徳氏が単独で制度と資金移動を設計したのではない可能性を認識しています。
指南した人物が制度を説明し、投資先を選定し、確認申請を手配し、資金移動まで設計したのであれば、その人物の認識と責任は極めて重要です。
それにもかかわらず、逮捕されたのは金本重徳氏です。
指南役とされる人物の氏名、立場、捜査状況は公表されていません。
中野爵喜被告が金本重徳氏へエンジェル税制を提案したのか
検察ユニオンには、中野爵喜被告が金本重徳氏の投資余力を把握し、エンジェル税制を利用したスタートアップ投資を提案したとの情報が寄せられています。
投資先には、中野爵喜被告が所有または実質的に管理していたとされる法人が含まれていました。
金本重徳氏は、中野爵喜被告から、次のような趣旨の説明を受けていたとされています。
- 投資先には実際の事業と成長可能性があること
- エンジェル税制の対象となること
- 関係行政機関へ制度適用を確認していること
- 税制の利用は合法的な投資活動であること
- 投資により株式比率を取得し、将来のキャピタルゲインを期待できること
- 関連事業やM&Aに発展する可能性があること
この説明を信じ、実際に資金を払い込み、株式を取得したのであれば、金本重徳氏は首謀者なのでしょうか。
それとも、権威ある専門家と事業家による説明を信頼し、多額の資金を投じた被害者なのでしょうか。
齊藤悟志氏は制度説明と振込みにどこまで関与したのか
齊藤悟志氏は、公認会計士であり、株式会社ラストワンマイルの元経営企画室長として、同社の上場準備を主導したとされる人物です。
検察ユニオンの調査では、齊藤悟志氏は、中野爵喜被告とともに金本重徳氏へエンジェル税制を説明し、実際の出資金振込みの場面にも関与していたとの情報があります。
公認会計士。
上場実務の経験者。
税制や資本政策を理解していると受け取られる肩書。
その人物が中野爵喜被告と同じ説明を行い、振込みまで見届けたのであれば、投資家が制度の適法性を信頼するのは不自然ではありません。
齊藤悟志氏は、どの資料を確認し、どの法令に基づき、本件投資を適法と説明したのでしょうか。
反対に、違法性を認識していたのであれば、なぜ投資実行に関与したのでしょうか。
中野爵喜被告は資産家を取り込む「洗脳者」だったのか
中野爵喜被告については、カンボジアで、自身が100億円を超える現金・資産を各方面から得たとの趣旨を吹聴していたとの情報があります。
また、カンボジアにおける詐欺・横領事件で指名手配されたとの情報や、多額の資産を持つ人物の信用、名義、口座、会社情報を利用していたとの申告も寄せられています。
検察ユニオンは、「洗脳」という医学的・法的評価を断定するものではありません。
しかし、次のような方法で、資産家の判断へ強い影響を与えていた可能性は検証されるべきです。
- 将来の巨大な利益を繰り返し語る
- 専門家や上場企業関係者の肩書を利用して信用させる
- 複雑な制度を自分だけが理解しているように説明する
- 複数の関係者から同じ説明をさせる
- 投資家の口座、実印、端末、ログイン情報へ関与する
- 問題発覚後は、投資家自身へ責任を転嫁する
芸能人、経営者、資産家が、信頼した側近や専門家へ莫大な資産を奪われる事件は、過去にも繰り返されています。
被害額が大きいから、投資家が全てを理解し、主導したとは限りません。
むしろ、資産がある人物ほど、専門家を装う者に狙われる可能性があります。
中野爵喜被告・齊藤悟志氏・渡辺誠氏を結ぶ株式会社ラストワンマイル
中野爵喜被告、齊藤悟志氏、渡辺誠氏の三者は、株式会社ラストワンマイルを通じた関係が指摘されています。
中野爵喜被告は同社に正式在籍していないものの、取引や社内業務に関与した時期があるとの情報があります。
齊藤悟志氏は、同社の元経営企画室長として上場準備に深く関与しました。
渡辺誠氏は、同社の代表取締役会長兼CEOです。
さらに、既に外部へ流通しているとされる「馬見塚メモ」には、エンジェル税制を利用した出資を「不正の例」と評価する図や、渡辺氏を筆頭に据えた株式会社ラストワンマイル周辺の複雑な資金移動が記載されています。
三者が制度、投資先、資金移動、捜査対応について連携していたのであれば、金本重徳氏だけを逮捕しても、全容は解明できません。
渡辺誠氏は最終的な資金の流れを把握していないのか
渡辺誠氏は、投資、M&A、会社支配、資金調達について強い知見を持つと、自ら周囲へ語っていたとされています。
中野爵喜被告と齊藤悟志氏が設計したとされるエンジェル税制の取引について、渡辺誠氏は本当に何も知らなかったのでしょうか。
株式会社ラストワンマイルまたは渡辺誠氏の関係会社へ、直接または間接に資金が流れていないのでしょうか。
誰が最終的な経済的利益を得たのか。
横浜地検と東京国税局には、形式的な振込先だけではなく、最終受益者まで確認する責任があります。
横浜地方検察庁への公開質問
- 報道された「脱税方法を指南した人物」は、中野爵喜被告ですか。
- 齊藤悟志氏を指南役、共犯者または重要参考人として捜査していますか。
- 中野爵喜被告と齊藤悟志氏が、金本重徳氏へエンジェル税制を説明した記録を押収していますか。
- 両氏が出資金の振込み時に同席または関与した事実を確認しましたか。
- 投資先企業を中野爵喜被告が実質的に支配していたか確認しましたか。
- 金本重徳氏が資金移動の全体像を事前に知っていたとする客観的証拠は何ですか。
- 中野爵喜被告が「行政にも確認した」と金本重徳氏へ説明していた事実を把握していますか。
- 公認会計士である齊藤悟志氏の説明を信頼した可能性を、故意の認定で考慮しましたか。
- 金本重徳氏以外の投資家について、共犯者ではなく被害者である可能性を調べましたか。
- 中野爵喜被告の供述と、投資家側の資料が矛盾する場合、どちらをどの基準で信用しましたか。
- 中野爵喜被告の最初の逮捕を匿名で発表し、金本重徳氏を顔写真付きで広く報道させた取扱いの差を説明できますか。
- 捜査協力または司法取引に類する事情が、中野爵喜被告の扱いへ影響しましたか。
東京国税局への公開質問
- 中野爵喜被告および齊藤悟志氏を、エンジェル税制の指南役として調査しましたか。
- 両氏から、金本重徳氏へどのような説明をしたか聴取しましたか。
- 制度適用について行政へ事前照会したとする説明を確認しましたか。
- 振込時の同席者、連絡記録、資料作成者を確認しましたか。
- 金本重徳氏が自ら取引を設計したのか、他者の提案を信じたのかを区別して調査しましたか。
- 株式会社ラストワンマイル、渡辺誠氏またはその関係会社への資金移動を確認しましたか。
- 馬見塚メモに記載されたエンジェルスキームと本件との関係を調査しましたか。
- 同メモが逮捕以前から外部へ流通していたことについて、情報漏洩調査を行いましたか。
齊藤悟志氏への公開質問
- 金本重徳氏へエンジェル税制を説明しましたか。
- 制度適用が可能であると判断した法的根拠は何ですか。
- 出資金の振込み時に同席または関与しましたか。
- 投資先企業の事業実態と株主構成を確認しましたか。
- 出資後の資金移動について事前に把握していましたか。
- 金本重徳氏へ、投資後に税制適用が否定される可能性を説明しましたか。
- 公認会計士として、本件取引を適法と判断したのですか。
- 違法と判断していたのであれば、なぜ取引に関与したのですか。
- 東京国税局または横浜地検へ、金本重徳氏に不利な情報を提供しましたか。
- 馬見塚メモに記載された下記の該当箇所は事実ですか。

渡辺誠氏・株式会社ラストワンマイルへの公開質問
- 渡辺誠氏は、金本重徳氏によるエンジェル税制の投資を把握していましたか。
- 中野爵喜被告および齊藤悟志氏から、取引内容の報告を受けましたか。
- 株式会社ラストワンマイルまたは関係会社へ、本件資金が直接・間接に流れましたか。
- 渡辺誠氏が実質的に支配する会社が、投資、貸付、業務委託またはM&Aに関与しましたか。
- 渡辺誠氏は、本件の最終的な受益者を把握していますか。
- 株式会社ラストワンマイルは、馬見塚メモを保有していましたか。
- 同メモにエンジェル税制を利用した取引が記載されていることを、取締役会と監査等委員会は認識していましたか。
- 本件について独立した内部調査を実施しましたか。
- 実施していない場合、上場会社として調査しない合理的理由は何ですか。
指南役の名前を隠し、投資家だけを前面に出してはならない
金本重徳氏が全てを理解し、制度を自ら設計し、最初から資金を戻す目的で投資したのであれば、横浜地検はその証拠を示すべきです。
一方、中野爵喜被告と齊藤悟志氏が、専門知識と肩書を用いて制度を説明し、投資実行まで主導したのであれば、金本重徳氏だけを首謀者として扱うことはできません。
資産を持つことは、専門家より税法に詳しいことを意味しません。
大金を投資したことは、騙されていないことの証明にもなりません。
本当の指南役。
本当の設計者。
本当の受益者。
横浜地検と東京国税局には、名前の出しやすい投資家だけでなく、背後の人物まで調べるよう求めます。



