共産党の終わり
私たちの記事を読んだ方から、当組合は、反共主義だというコメントをいただきました。
今回はこの件に関して、深掘りしてみようかと思います。
そもそも共産主義とは何なのでしょうか?
大まかにいうと、「主要な生産手段の所有・管理・運営を社会の手に移す生産手段の社会化」を実行しようとするマルクスやエンゲルスの思想。と言われています。
現代社会において、共産主義を実施している国は地球上に、中国、北朝鮮、ラオス、キューバ、ベトナムの5カ国のみです。
一時期はソビエト連邦という、強大な国もありましたが、皆さんもご存知の通り崩壊をしました。
しかし、現在のロシアも共産主義の名残でしょうか、プーチン政権の独裁と暴走を止めることができずに、ウクライナへ侵攻をしています。
共産主義の中には、資本者階級と労働者階級間の搾取や支配者階級への依存を高めるものだとする考えがありますが、これに関してはソ連崩壊にや中国の経済政策の転換などによって、失敗であることが証明をされました。
しかも、今なお、ロシアではノーメンクラツーラと呼ばれる特権階級や、中国共産党の一党支配などによる国家支配が繰り広げられています。
翻して、反共主義とは、この一党独裁に反対する立場を取る場合も多いです。
政治的反対者への圧倒的弾圧や、不寛容の傾向を持つ共産主義に対して、反対をするものです。
彼らの唱える平等主義は、私有財産の保持を禁じ、一部の特権階級にのみ恩恵を与えるという、極めて独善的なものに過ぎません。
こう言ったお話をすると、中国は共産主義国なのに発展しているじゃないか!というお声をいただきますが、中国においては、政治体制は共産主義、経済体制は資本主義という舵を切りました。
つまり、政治体制の話と経済体制の話は別物だと考える必要があります。
日本共産党は、政治体制は共産主義、経済体制は当初資本主義を維持しながらも、いずれは経済体制も共産主義化するというのが主張です。
ここを履き違えてはいけません。
過去、経済体制も政治体制も共産主義をとった国家において、いわゆる経済的にうまくいった国は存在をしないのです。
しかし、共産党の皆さんはそれを「幸福度」という言葉に置き換えて、論点をすり替えるのもお上手です。
私たち首都圏青年ユニオン連合会は、一党独裁の政治体制も貧困一直線の経済体制も目指していません。
グローバルスタンダードに立てば、反共主義は当然でしょう。
労使がともに発展をしていく労働環境をこれからも守ってまいります。