既報のとおり、2020年12月下旬から1月中旬にかけ、電力の市場価格が異例の高騰となりました。
原因のひとつは天然ガスの在庫不足でした。
一方で、大手電力などから電力市場への供給量が限定されたことで、電力市場価格は高騰しました。
また、市場価格に連動しているFIT電気の仕入れ価格も高騰し、その打撃を一番受けたのは新電力でした。
大手電力各社(一部の新電力)と独立系新電力との間に大きな格差、不平等な状況があり、「電力システム改革」のなかでも、むしろこの格差が温存・拡大される制度がつくられています。
そこで私たちは、署名を集め、しかるべき機関に対して訴えを拡大していきます。
1.電力市場価格高騰の事実究明と再発の防止を求めます
電力市場価格高騰の原因となった、データをすべて公開し、実態の解明を行い、再発防止のための施策を徹底してください。
2.消費者に不公平がないように、何らかの緊急対応を
電力市場価格高騰により、一部の消費者や再エネ新電力会社に極端な負担が出ています。対処をすべて電力会社に負わせるのではなく、政府としても何らかの緊急対応を行ってください。