当組合から宮城県労働委員会に対して、UAゼンセン佐田労働組合事件について、質問状を送っていましたが、宮城県労働委員会はこれに対する書面での回答を一切してこない状況です。
UAゼンセン佐田労働組合事件は、宮城県労働委員会の
水野紀子氏がくだらない小説を書いたため、その決定後に、救済申し立てをしたUAゼンセン佐田労働組合が消滅してしまった事件です。不当労働行為の決定を下した理由は、無料の労働組合に関して、士業等のライセンスを持つ者がプロボノ活動として、無料の労働組合の宣伝や紹介等をした場合、不当労働行為にあたるため、使用者にほんの少しでも関係性がある者は、一切の労働組合活動に関与することを認めないと判断したものでした。
なお、期日には、UAゼンセン佐田労働組合の組合員は傍聴席に専従者が一名しか参加しておりませんでしたが、他方で、当組合からは、当組合が紹介されたことを、一方的に会社と結託した不当労働行為などと主張されたことに憤った日本中の組合員が「自由な意思で」参加し、傍聴席を埋め尽くしておりました。このような明らかに大衆に支持されている実態が記録に残っているにも拘らず、全ての民意を無視したのですから、組合員の怒りを買うのは当然でしょう。
そこで、当組合は、宮城県労働委員会の決定に関して、前代未聞の申立人が消滅してしまう事態となったことをどう考えているのか、法的にどういう効果が及ぶのか、という質問をしていたところ、宮城県労働委員会の中央労委審査調査課の平山氏は、
「係属中となり、再審査申立ては受理しておりますが、それ以上の事は何を言われてもお答えできません。」と、
ようやく電話回答しました。しかし、申し立てた相手もいないのに、これ以上どのような実態の効果があるというのか、さらに無駄な人件費を投入していくのかについて、上席の方に質問したところ、宮城県労働委員会という組織で決定したため、名前も名乗ることは控えさせていただきます、という公僕の使命の微塵も感じられないような対応をされました。
「係属中」とは言っても、誤った事実認定によって、救済する相手自体が消滅してしまったのですから、「間違いだらけの紙切れ」にどれだけの税金を投入するのでしょうか。
私たちは、情報公開法に基づき、この事件に関して、宮城県労働委員会の怠慢や誤りがなかったか厳しく追及して参ります。