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タイミーのビジネスモデルの本質

目次

単なる金融業であるにもかかわらずHRビジネスであると見間違えたツケと責任

資金調達の場と化した立替払い―金融業と変わらない実態

タイミーが上場時に掲げた立替払いモデルは、利用企業にとって事実上の資金調達手段となっていました。この構図は実質的に金融業と同じであり、タイミーの立場としては、利用企業の信用情報を正確に把握する責任がありました。

しかし、これを行えば労働者の拡充が難しくなること、さらに個人事業主などの正確な信用情報を取得することが困難であることから、立替払いというサービスの核について、取締役陣において、十分な議論がされていなかったことは明白です。

未熟な取締役陣の誤算―金融知識なき貸金業の過ち

これだけの多種多様な不正が出てきてしまうのは、取締役陣が利益が出ている理由すら理解できていなかったのかが最も大きな原因です。
つまり、単に利用企業が立替払いを資金調達として悪用していたことに気づいていなかったことが、経営判断として致命的なミスです。
このような未熟な理解のもとで、タイミーのビジネスモデルが単なる貸金業に過ぎないにもかかわらず、ソリューションと勘違いして広めてしまったことは深刻な問題です。

労働者未払い問題の爆弾―株価急落の不可避な未来

さらに、当組合が指摘している労働者未払い問題もタイミーの弱点です。これらの問題は時効ギリギリまで待って仕掛けることで、さらに株価の急落を招くでしょう。
タイミーが労働者からの信頼を失えば、現在のビジネスモデル自体が瓦解することは避けられません。

上場前の株主と証券市場の責任―見過ごされたリスクの本質

取締役陣だけでなく、このモデルを上場前に広めた株主や市場の監督機関にも責任があります。
特に上場直後に今の事態となっていることを考慮すれば、大和証券や東証が、上場前の売上や利益の実態に誤りが含まれていたことを見抜けなかったのは、彼らのリスク管理能力、理解力の欠如を露呈するものです。

市場全体がこのような稚拙で不透明なモデルを許容し、結果として投資家や株主に混乱を招いた責任を真摯に受け止めるべきです。

結論:取締役陣と市場の責任を問う

タイミーの現状は、未熟なビジネスモデルと金融業としての責任を見誤った取締役陣、そしてそれを支えた市場全体の失敗の結果です。取締役陣と上場前の株主、さらには証券会社や東証も、自らの過ちを認識し、投資家や労働者に対して信頼回復に向けた具体的な行動を取るべきです。

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首都圏青年ユニオン連合会が運営する労働者のミカタです。労働者のミカタは、全てのブラック企業やブラック団体から、健全に働く労働者を守ります!

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