最も歴史の深い共産党
日本で最も歴史のある政党は、自民党ではなく、意外にも、7月15日で100周年を迎えた日本共産党(※公安調査庁調査対象団体)です。
1922年7月に、非合法な秘密結社として結成され、思想の寄せ集め集団として発足しました。
そして、今年100年目を迎え、参院選では大敗を喫することとなったわけですが、100年を経過してもなお党の目的であるはずの共産主義革命は起こせなかったことについては、自己批判が求められるわけです。
結論としては、失敗であったと言わざるを得ないでしょう。
もちろん共産党側の言い分もあります。
日本が先進国であったこと、後進国であったロシアや中国とは出発点が違ったなどと委員長の志位和夫は強調します。
とはいえ、100年という年月をかけても、何の目的も達成できなかったことの見通しの甘さを見過ごしていいのでしょうか?
先進国で党勢が伸びている国はありませんので、大きな政策や方針の転換が求められていると考えています。
今後も、野合しながら、一定のポジションを確保しつつというような存在感の薄い立場を取り続けていては、いずれ消滅してしまうか最低議席のみを確保しつづけ、何も解決できない批判だけを繰り返す組織になっていくのでしょう。
そんな政党が支援する労働組合が一体労働者の何を解決してくれるのでしょうか?
参院選の結果やこれまでの100年の振り返り、得意の自己批判を行い、今後の行く末をしっかりと見通してほしいものです。
※公安調査庁とは
公安調査庁は,破壊活動防止法,無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律に基づき,公共の安全の確保を図ることを任務として,オウム真理教に対する観察処分を実施するとともに,国内諸団体,国際テロリズム,北朝鮮,中国,ロシア等の周辺諸国を始めとする諸外国の動向など,公共の安全に影響を及ぼす国内外の諸情勢に関する情報の収集及び分析に取り組み,我が国情報コミュニティの一員として,情報(インテリジェンス)の提供を通じた政策決定への貢献に努めています。(公安調査庁HP)