タイミー労働者が知るべき現実
上場前の主張「参入障壁がある」とは何だったのか?
タイミー社の役員たちは、上場前に「当社のビジネスモデルには参入障壁がある」と強調していました。
彼らは、求人広告会社が対応できない業務を切り出せるコンサルティング能力が他社との差別化要因であり、簡単には真似できないと主張していました。
しかし、果たしてその主張は事実だったのでしょうか?
実態は「誰でもできる軽作業」―参入障壁の幻想
タイミーの提供するサービス内容は、実際には皿洗いや水を出すといった単純な軽作業の切り出しに過ぎません。このような業務は、他社でも容易に想像し実行できるものです。高度なコンサルティング能力を必要とする複雑な業務ではなく、誰でも始められるレベルの内容であり、これが「参入障壁」と呼べるのか疑問が残ります。
競合他社に囲まれたタイミーの現状
結果として、タイミーは多くの競合他社に取り囲まれる状況に陥っています。上場直後から市場には類似のサービスが次々と登場し、タイミーが掲げていた「独自性」が実は薄かったことが露呈しました。これにより、タイミーの優位性は大きく損なわれ、利用企業や労働者の信頼を保つことがますます困難になっています。
数字の意味を理解していたのか?―役員陣への疑問
このような状況に陥った背景には、タイミー社内で数字の意味や市場動向を正しく理解していなかった可能性が考えられます。
ビジネスモデルがどの程度の競争力を持ち、どのようなリスクがあるのかを正確に把握していなかったため、競争環境の中で脆弱性が浮き彫りになってしまったのです。
労働者の皆さんへ―現状を正しく理解し、権利を守る行動を
タイミーが掲げる「働きやすさ」や「スキマバイト」という理念の裏側には、ほとんど検討されていないビジネスモデルが隠れています。これにより、労働者が適切な評価を受けられないリスクや未払い賃金の問題が潜んでいる可能性があります。
当組合では、タイミー社の問題点を引き続き追及し、労働者の皆さんとともに適切な労働環境を求めて行動していきます。私たちと一緒に、現状を正しく理解し、自分たちの権利を守りましょう。
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