上場後、資金調達を狙う“タイミーテロ”の危機
上場後のタイミーは、株主から調達した資金を狙う“タイミーテロ”の標的となる可能性が高まっています。事実、最高値から株価が半値まで急落しており、この事態を引き起こした責任は役員、広めた株主、大和証券、そして東証にあると言わざるを得ません。
予見されていた“稚拙なビジネスモデル”と不正リスク
タイミーのビジネスモデルが抱える欠陥は、誰の目にも明らかでした。例えば、立替払いを利用した架空請求問題。身分証明書の偽造を防げたとしても、利用者の故意を証明することは困難で、最終的には捜査機関に依存せざるを得ない状況です。さらに、店舗の実態を現地で確認しないまま上場が進んだ結果、大阪で架空請求が乱立する事態を招きました。このような状況を放置しながら上場を許可した大和証券と東証の責任は重大です。
ノウハウ流出―労働者からの“逆襲”が始まる
タイミーでは、労働者がノウハウを不正に取得し、独立する事例が横行しています。規約違反で出禁になる程度のリスクで済むため、労働者にとっては痛手になりません。一方で、利用企業はノウハウ流出による大きな損害を被り、将来的には利用企業からの損害賠償請求訴訟が相次ぐ可能性が指摘されます。
「タイミーおじさん」の現実―利用者の実態と課題
飲食店では「タイミーおじさん」と呼ばれる中高齢労働者が水を注ぐだけの作業をする光景が増えています。タイミー利用者の約半数が中高齢という現状は、もはや若者のスキマバイトという本来のコンセプトから大きく外れていることを示しています。
巧妙化する立替払いスキーム―崩れる信用
立替払いを悪用するスキームが今後ますます巧妙化していくことは必至です。タイミーは「前払いクレカ」への移行を模索するしかない状況にありますが、そうなれば単なる利用企業への貸金業者としての性質を失い、支持基盤が崩壊するリスクを抱えています。
当組合からの提言―タイミー事業の全面引き受け
当組合では、タイミーなどのスキマバイトサービスが引き起こす悲劇を詳しく分析し、必要に応じてタイミー社の事業全体を無償で引き受ける用意があります。当組合は、労働者供給事業として進化させ、すべての労働者に公平で安定した環境を提供することを目指します。タイミー社の選択に期待を寄せつつ、今後の動向に注目してまいります。
結論:スキマバイトの未来を守るために必要な選択肢
タイミーが抱える問題は、単なる経営課題にとどまらず、社会全体に影響を及ぼす可能性があります。当組合は、労働者の利益を第一に考え、持続可能な仕組みづくりを提案し続けます。
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