馬見塚メモの本丸はラストワンマイルへ
最近、国税・検察から漏れ続けている捜査情報を時系列に並べると、馬見塚メモは予言書ではなく、捜査の工程表だったのではないかという疑問が強まります。
馬見塚メモには、株式会社ラストワンマイル、渡辺誠氏、齊藤悟志氏、複数の関係法人、資金の流れが描かれ、「鹿児島地検、福岡高検、やる気」「告発、起訴、逮捕」「相当な規模の事件になる」と記載されていました。
そして今、株式会社Nの投資家・株主40名に対する逮捕状請求計画、その中に株式会社ラストワンマイルの関係者が複数含まれるとの情報まで漏れています。
いよいよ、捜査は本丸である株式会社ラストワンマイルへ進むのでしょうか。
しかし、ここにはさらに大きな疑問があります。この捜査拡大そのものが、中野爵喜被告が繰り返し語ってきた「高度な仕掛け」であり、渡辺誠氏による「高度なマネジメント」の一部ではないのかという疑問です。
馬見塚メモは最初から株式会社ラストワンマイルを本丸にしていた
馬見塚メモの表題は、極めて明確です。
「株式会社ラストワンマイルグループによる不正全体図」
「鹿児島地検、福岡高検、やる気」
「告発、起訴、逮捕」
「相当な規模の事件になる」
これほど分かりやすい捜査予告はありません。
資料には、株式会社ラストワンマイル、渡辺誠氏、齊藤悟志氏、関連法人、外注費、貸付け、不正資金、広告費、出資、株式譲渡、税効果等が一つの図へ収められていました。
それにもかかわらず、これまで表面化した事件の中心は、中野爵喜被告、株式会社Nへの投資家、税務上の処理を行った人物等でした。
ところが、最近漏れた捜査情報では、40名の対象候補に株式会社ラストワンマイルの関係者が複数含まれているとされています。馬見塚メモが描いた円が、ようやく資料の表題どおり、株式会社ラストワンマイルの人員、紹介経路、会計及び資金へ戻り始めたことになります。

馬見塚メモが正しいなら、これは当然の流れです。
馬見塚メモが誤っているなら、誰が株式会社ラストワンマイルの不正全体図を作り、国税と検察の「やる気」や将来の逮捕まで書き込んだのかを調べなければなりません。
どちらの場合でも、株式会社ラストワンマイルに関する部分だけを捜査の棚へ戻すことはできません。

国家機関まで工程表へ入れた渡辺誠氏の「高度なマネジメント」
検察ユニオンが確認し、既に複数箇所へ保全されているSNS上のメッセージ、音声その他の記録では、中野爵喜被告は以前から、渡辺誠氏と連携して国税と検察を味方につけ、日本で身柄を確保される形を利用して海外捜査機関から自らの安全を守るという趣旨を語っていました。
中野被告はさらに、国税と検察を利用して別の人物へ捜査を向けることや、国税・検察そのものを「駆逐する」計画まで繰り返し語っています。
この記録に現れる計画を、一般的なプロジェクト管理表へ置き換えると、次のようになります。
- 渡辺誠氏が、制度、資金、人物及び捜査機関を含む全体構想を描く。
- 中野爵喜被告が、会社、行政申請、投資家、海外関係者及び実務を動かす。
- 齊藤悟志氏が、公認会計士として申請、会計、出資及び資金移動へ専門家の外観を与える。
- 国税と検察へ先に完成した事件像を持ち込み、対象者と捜査の方向を設定する。
- 中野被告の身柄を日本側へ置き、カンボジアその他の海外当局からの追及に対する安全地帯を作る。
- 逮捕予定、捜査対象及び処分見通しを事前に把握し、関係者対応、資産、通信及び説明を整える。
- 捜査を株式会社ラストワンマイル周辺へ広げながら、誰を対象にし、誰を外側へ残すかを管理する。
普通の経営者は、人、予算、会議、期限を管理します。
渡辺氏の「高度なマネジメント」が記録どおりのものであれば、国税と検察まで外部委託先のように工程表へ入れ、中野被告という知的マシーンを実行役として動かしていたことになります。
もはや経営管理ではありません。
国家権力込みのプロジェクトマネジメントです。

国連から同じ宿題を返され続ける検察を、渡辺誠氏は笑っている
国連自由権規約委員会の2022年対日総括所見では、日本の刑事司法について、起訴前に保釈を受けられないこと、身柄拘束の当初から国選弁護人の援助を受ける権利が十分に保障されていないこと、勾留の延長と再延長が高い割合で認められていること、取調べに関する厳格な規制が不十分であること、録音録画の対象範囲が限定されていること等へ懸念が示されています。
しかも同委員会は、以前の勧告を踏まえて、取調べの全過程を録画すること、過度な勾留を防ぐこと、起訴前にも保釈等の身体拘束に代わる手段を検討すること、取調べ中の拷問や不当な扱いを独立して調査する仕組みを設けることを、改めて日本へ求めています。
国連から同じ宿題を返され続けている日本の検察について、渡辺誠氏は中野爵喜被告と笑いながら、次の趣旨を語っています。
国連から何度も問題を指摘されている日本の検察が、違法性の根拠も即答できずにごちゃごちゃ言っているのは見苦しい。
渡辺氏からこのように馬鹿にされていることへ、検察官が怒る必要はありません。
違法性の根拠を条文、構成要件、契約、入出金、通信及び各人の認識によって説明すればよいだけです。
しかし、根拠を即答できず、反対資料を調べず、長期の身体拘束と取調べで検察の筋書きへ供述を合わせようとするのであれば、渡辺氏の嘲笑を検察自身が証明することになります。
さらに、渡辺氏が描いた計画どおりに検察が人物を選び、逮捕し、情報を漏らしているのであれば、笑われているだけでは済みません。
利用されています。
中野爵喜被告の国際手配情報とカンボジア詐欺拠点からの一斉離散
検察ユニオンが把握する現地情報では、カンボジア側で中野爵喜被告の詐欺・横領事件と国際手配に関する発信が行われた後、中野被告と同じ時期に、特殊詐欺へ関わっていた外国人らが現地の拠点から一斉に姿を消しました。
この「一斉に姿を消す」という現象は、比喩ではありません。
Reutersの2026年2月11日報道によれば、カンボジア当局は約190の詐欺拠点を閉鎖し、犯罪組織の幹部とされる173人を逮捕し、約1万1000人を国外退去させたと説明しています。
同報道では、ある拠点の責任者が拘束された後、約6000人から7000人が一斉に立ち去り、警察側も人員不足のため止められなかったとされています。
大規模な特殊詐欺拠点で、責任者の拘束や摘発情報を合図として、外国人関係者が短期間に離散する現象が実際に発生していたことは、公開情報でも確認できます。
そこで問われるのが、中野被告に関する国際手配情報、同被告の移動、周辺の外国人関係者の離散、連絡手段の変更及び日本側での身柄確保が、どこで交差しているのかという問題です。
中野被告は以前から、国税と検察を味方につけ、日本で身柄を確保されれば海外当局から安全を守れるという趣旨を渡辺誠氏へ語っていました。
その後、カンボジアで詐欺・横領被害が実名で発信され、国際手配に関する情報が流れ、外国人の特殊詐欺関係者が一斉に姿を消し、中野被告は日本の国税・検察による事件で身柄を確保されました。
時系列がここまで重なる以上、鹿児島地検と福岡高検は、単に国内の税務書類を眺めるだけでは足りません。
- 中野被告がカンボジアで使用した端末、電話番号、SNSアカウント及びIPアドレス。
- 中野被告と渡辺誠氏、齊藤悟志氏、ラストワンマイル関係者との通信履歴。
- 国際手配に関する情報が発信された日時と、関係者が現地から離れた日時。
- 詐欺拠点、ホテル、住居、空港、国境、車両及び送迎に関する記録。
- 日本、カンボジア、フィリピン、シンガポールその他の口座と暗号資産の移動。
- 中野被告の帰国、移動、潜伏及び日本での身柄確保について、事前に情報を持っていた人物。
これらを照合すれば、中野被告の身柄確保が偶然の結果だったのか、渡辺氏と中野被告が語っていた「身の安全を守る計画」の実行だったのかは明らかになります。

本丸捜査なのか、渡辺誠氏が選んだ人物だけを壊す「管理された解体」なのか
捜査が株式会社ラストワンマイルへ進むとしても、それだけで公平な捜査が始まったとは限りません。
本当に調べるべきなのは、会社の建物や、渡辺氏の指示へ従っただけの従業員ではありません。
誰が構想し、誰が対象者を選び、誰が国税・検察へ事件像を渡し、誰が捜査情報を事前に知り、誰が最終的な利益を得たのかという意思決定の本丸です。
特に確認すべきなのは、株式会社ラストワンマイルへ進む捜査が、渡辺誠氏本人へ進んでいるのか、それとも渡辺氏が選んだ役職員、元役職員、投資家、紹介者だけへ進んでいるのかという点です。
渡辺氏だけが捜査協力者又は情報提供者の位置へ立ち、周囲の人物を捜査対象へ並べ、自分は事件の外側から検察を評価しているのであれば、それは本丸捜査ではありません。
渡辺氏が設計した管理された解体です。
入口で従業員の端末を押収し、会議室の書類を箱へ詰めても、案内役である渡辺氏の通信、口座、指示、利益帰属を調べなければ、本丸へ入ったことにはなりません。
渡辺氏の携帯電話だけが国税査察当日に返還されたとの情報、書類送検事件が嫌疑不十分で不起訴になることが処分前から漏れていた問題、40名の対象候補が事前に流れている問題も、同じ構造で検証する必要があります。

検察が今すぐ保全・照合すべき記録
この事件は、供述の声が大きい人物を信用するかどうかで決める事件ではありません。
既に存在する客観記録を、改変される前に保全し、時系列で照合すればよい事件です。
- 渡辺誠氏、中野爵喜被告、齊藤悟志氏及び関係者のSNSメッセージ、音声、通話履歴、端末バックアップ及び削除履歴。
- 株式会社ラストワンマイルの入退館記録、来訪者記録、会議室予約、役員予定表及び監視カメラ映像。
- 渡辺氏の端末を国税査察当日に返還した際のデータ保全記録、解析記録及び返還決裁。
- 馬見塚メモ及び同一・類似資料の原本、作成日時、編集履歴、共有先、送信記録及び印刷記録。
- 熊本国税局、鹿児島地検、福岡高検その他の関係者と、渡辺氏、中野被告、齊藤氏及び仲介者との面談・通信記録。
- 株式会社Nの40名を対象候補とした選定表、捜査会議記録、金額基準、共謀認定及び逮捕の必要性に関する記録。
- 中野被告のカンボジアでの詐欺・横領事件、国際手配情報、移動記録、送金、通信、出入国及び現地関係者との接触記録。
- 株式会社ラストワンマイル、関係法人、渡辺氏の秘書室及びNグループ間の契約、口座、外注費、貸付け、広告費、株式及び暗号資産の流れ。
- 捜査対象者、逮捕予定、処分見通し及び旅券関連情報が、正式発表より先に外部へ伝わった経路。
関係者が持つ記録は、他の人の説明へ合わせず、各自が原本のまま独立して保全し、日時、相手、金額、発言及び出来事を整理して提出することが重要です。

Public Questions to the Kumamoto Regional Tax Bureau, the Kagoshima District Public Prosecutors' Office, and the Fukuoka High Public Prosecutors' Office
- 馬見塚メモ又は同一・類似内容の資料を、熊本国税局、鹿児島地検又は福岡高検が受領した事実はありますか。
- 「鹿児島地検、福岡高検、やる気」「告発、起訴、逮捕」「相当な規模の事件になる」という情報は、誰から、どのような根拠で記載されたものですか。
- 現在、株式会社ラストワンマイル、その役職員、元役職員、渡辺誠氏の秘書室及び関係法人を正式な捜査対象としていますか。
- 株式会社Nの40名の対象候補に、株式会社ラストワンマイルの関係者は何名含まれていますか。
- 40名それぞれについて、個別の故意、共謀、役割、資金移動及び逮捕の必要性を特定していますか。
- 渡辺誠氏、中野爵喜被告及び齊藤悟志氏のSNSメッセージ、音声、通話、位置情報及び面談記録を保全していますか。
- 中野被告が、国税と検察を味方につけ、日本での身柄確保によって海外当局から身の安全を守ると語っていた事実を把握していますか。
- 渡辺氏と中野被告が、国税・検察を「駆逐する戦法」について笑いながら協議していた記録を入手し、実際の捜査経過と照合しましたか。
- 中野被告のカンボジアにおける詐欺・横領事件及び国際手配に関する情報について、カンボジア当局へ正式な捜査共助を求めましたか。
- 中野被告の移動時期と、カンボジアの特殊詐欺拠点から外国人関係者が一斉に離散した時期を比較しましたか。
- 中野被告の帰国、潜伏、移動、資金確保又は日本での身柄確保について、渡辺氏その他の関係者が支援又は事前調整を行ったか調査しましたか。
- 渡辺氏の携帯電話を国税査察当日に返還した事実、その決裁者、返還理由及び返還前のデータ保全状況を明らかにできますか。
- 渡辺氏を、被疑者、参考人、捜査協力者、情報提供者その他のどの立場で扱っていますか。その判断根拠は何ですか。
- 渡辺氏又は同氏の関係者から提供された情報によって、捜査対象者を選定し、渡辺氏本人を対象から外した事実はありませんか。
- 本件の違法性について、関係者へ適用する法令、構成要件、具体的事実及び証拠を、取調べの場で即答できる状態にありますか。
- 国連自由権規約委員会の勧告を踏まえ、本件の全取調べを録音録画し、弁護側へ開示し、外部機関による検証を受け入れますか。
- 40名の対象候補、ラストワンマイル関係者、カンボジア関連情報及び今後の捜査方針が外部へ漏れた経路を調査していますか。
measures demanded by the prosecutor union
- 馬見塚メモ及び同一・類似資料の原本、作成履歴、共有履歴、提出先及び改変履歴を直ちに保全すること。
- 株式会社ラストワンマイル、渡辺誠氏、中野爵喜被告、齊藤悟志氏、関係幹部、渡辺誠氏の秘書室及び関係法人を、同じ証拠基準で調査すること。
- 渡辺氏本人を調査対象から外したまま、同氏の周辺人物だけを捜査する運用を行わないこと。
- 中野被告のカンボジアにおける詐欺・横領事件、国際手配情報、現地の特殊詐欺拠点及び関係者の離散について、カンボジア当局と正式な捜査共助を行うこと。
- 株式会社Nの40名について、一括処理を行わず、各人の説明、認識、役割、資金及び逮捕の必要性を個別に審査すること。
- 株式会社ラストワンマイルの入退館、会議、端末、口座、契約、株式、外注費、貸付け、広告費、関連当事者取引及び役員決裁を全面的に確認すること。
- 渡辺氏の端末を査察当日に返還した経緯と、返還によって失われた証拠の有無を独立して検証すること。
- 本件の全取調べを録音録画し、映像及び音声の原本を改変不能な方法で保全し、弁護側へ速やかに開示すること。
- 捜査情報、逮捕予定、対象者名及び処分見通しの漏洩を、関係する地方検察庁及び国税局から独立した体制で調査すること。
- 従業員、元従業員、取引先、被害者、参考人及び情報提供者への口止め、通報者探し、供述への介入及び不利益取扱いを防止すること。
- 捜査の結果、情報漏洩の経路、対象者選定の基準及び是正措置を、証拠を損なわない範囲で社会へ公表すること。
本丸へ踏み込むなら、渡辺誠氏という案内役から調べてください
馬見塚メモが正しいのであれば、いよいよ捜査は本丸である株式会社ラストワンマイルへ進むことになります。
しかし、本丸とは会社の看板や事務所の所在地ではありません。
渡辺誠氏が何を構想し、中野爵喜被告へ何を実行させ、齊藤悟志氏が何を専門家として支え、株式会社ラストワンマイルの幹部、秘書室、信用、人員、資金及び情報がどのように使われたのかという指揮命令と利益帰属の中心です。
国税と検察を駆逐する計画の最終成果が、国税と検察に株式会社ラストワンマイルを捜査させることだったのであれば、捜査される側だけでなく、捜査する側まで渡辺氏の仕掛けの中へ入っています。
検察が渡辺氏の高度なマネジメントから独立していることを示す方法は、簡単です。
渡辺氏が提供した筋書きではなく、端末、通信、口座、契約、入退館、渡航及び利益帰属を調べることです。
渡辺氏が選んだ人物だけではなく、渡辺氏本人を同じ基準で調べることです。
違法性の根拠を即答し、反対資料も確認し、国連から繰り返し指摘されている長期勾留と供述依存に逃げず、客観証拠で事件を立証することです。
本丸へ踏み込むのであれば、渡辺誠氏が用意した案内図だけを持って見学しないでください。
案内役から先に調べてください。




